ボランティア目的の渡豪
元々の私の目的は、医療関係に携わること。
可能であれば仕事としてが良かったが、
ライセンスが国際のものと日本のものとで異なることは、専門職の誰しもが目の当たりにする壁である。
そのため、この度ボランティアという手段を取る。
しかし、海外に住む日本人からしてみればボランティアの意義が見いだせない。何のためにするの?と言われることが多い。
日系企業の面接時に必ず出てくるワードなのである。
では、何故こんなにも日本人からボランティアに対して良い印象が生まれないのか。
それは、教育制度にあるのではないか。
お金になるものが一番。
もちろん、そう考えるのは生きていくためにお金が必要であるからという、紛れもない事実。
しかし、経験や人柄を重視する外国の考えは、良くも悪くも当たり外れの無い人材を見つける上で、重要な視点となると思われる。
海外にある日系企業も、結果的に日本の考えが染み付いた謎の集団が多い気がしてならない。
もちろん、素晴らしい企業があるのは確かであるが、自らインターネットで取捨選択するのには限界がある。
日本での仕事、カナダでの経験を経て、オーストラリアでの滞在のしにくさを痛感した2週間である。
では、ここから私が何をしたいか。
やはり目的の医療関係に携わること。
これをやらずには帰国できない。
希望は養護施設であるが、英語力がもっと必要なのではないかと感じる。
選択肢はAged careとSpecial schoolで考えたい。
お金を出せばいくらでも選択肢があるのかもしれない。
だが、お金を出してボランティアをするというのも何かを違う気がする。
そして、更に難しくなるボランティアの参加要項は、複雑且つ個人で手配が難しくなっているのが事実である。
まずはボランティアをまとめている団体からの電話を受け、面接である程度やりたいボランティアとその人の能力の判断を下される。
その事務作業を行うのもボランティアとして在籍する事務員さん。
ボランティアを運営するボランティアということである。
色んな組織があるのだなと、改めて勉強になる。
では、来週はブリスベンでやりたいことをやりきって、ゴールドコーストへ移動準備の週間としたい!
The moon is always the same size whenever you are...